「あ~……バイトとか、無理してね?」


「ボチボチやってるから大丈夫。」


「金…ねーわけじゃねぇんだろ?あんま無理すんなよ。」


「うん。でも、あのお金は使いたくないから………って、ホラ!病気とか、将来なんかあったら困んじゃん?」




都が視線を外し、オレンジ色の髪をカシカシ掻く。




「無理……すんな。来年になりゃ俺もバイト出来るし、そしたら少しは…」


「何?ナニ言ったか聞こえなかったんですけど?」




ひょいっと顔を近づけると、都は焦ったように身を引いた。






「っ……なんでもねぇよっ///」




白かった肌にほんのり差す赤み。


こんなんで照れちゃうなんて、初ヤツ♪