「オマエさ、いつも言ってッケド、ドア開ける前に確認しろって。」



ポケットに手を突っ込み、ドアを支えるように背中を預けて、揺らしている足元を見ながらそう言う都。

マトモに顔を見ないのはシャイなお年頃だから。

てか、都の性格か。



「あんなウルサイの都以外にいないし。」


「……バイトでいないかもしんねーし。」


「だからいつもここに来る前に連絡しなさいって言ってんじゃん。」


「めんどくせぇ……。」



カワイイくせに口が悪いわね、都ちゃん。



都がチラッと視線を上げる。


いつの間にか私より背が高くなったけど、顎を引いてるから、上目遣い。



常の躊躇いがちな表情といい……






マジでカワイイじゃないの。

オバサンめろめろ♪(←おいっ)