ぴっきょん★




「「・・・・」」




「誰か……来た。」


「……ほっとけ。」


「いやいやいや、回覧板かもしれないし!」


「どんだけ回覧板回ってくんだよ!こないだ回ってきたばっかだろ!?……てか、イヤガラセじゃねぇの???」




ジローが不審げに玄関をみやる。





ぴっきょん★ぴっきょん★ぴっきょん★



さっきっから鬼のような連打、ウルサイ………。

それに付けくわえて




~♪~♪~♪



私のポケットで携帯が鳴りだした。







「……知り合い、だ。ちょっとアンタ、顔出さないでね!?」




ジローに釘を刺し玄関へ向かった。