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「ただいまぁ~……」
連日のバイトでクタクタしながら家に到着。
はぁ、こっからまた一戦繰り広げるのか。
溜息をつきつつ部屋に踏み込んだけれど、部屋の中は真っ暗。
最近、夜な夜な出て行くけど、行くのはいつも夜中で私が帰ってくる時はいたのに……。
……新しいやり口か?
「ジロー?」
辺りを十分に警戒しつつリビングに向かうけれど、返事はおろか気配もない。
いつもはつけっぱなしでいくら言っても消さないテレビもついてない。
「いないの?」
誰もいないリビングで一人ぽつんと立ち尽くした。


