「ふにゃ?今日、小町元気にゃい。」 学校に着くなり、萌が心配そうに覗きこんできた。 くわっ、そのちょこんと首を傾げたカンジが超キュート!! 萌ちゃん、やっぱし私のオアシスっす! 心配かけないように無駄に笑顔を作ってみるものの、思わず溜息が落ちた。 「んあ~……実はジローが」 「わんちゃんが?」 「夜な夜な脱走するようになりまして……」 「発情期?」 「…まーそいうコトだね…」