でも、おとといはジローがこっそり寝室に忍び込んで運んだんだとしても、昨日はカギがかかってたし、さすがに忍び込むのは無理だよね。




じゃあ、やっぱり私が自力でココに来たってか?


嘘だっ、そんなのありえねーっ!!





「ご、……ご飯、作る………」



自分の常識に大打撃を受けながら、のろのろと腰を上げた。


ケド、後ろから伸びてきた手によって逆戻り。





「強がんなよ。サミシーって可愛く言えば俺が構ってやるよ?」





私を組み敷いて色気たっぷりに笑う男。


はちみつ色の甘い瞳に絡めとられそうになりながら、







理性を引き留めるのはその挑発的な笑み。