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「で?オマエは何をおっぱじめてんだ?」
バイトを終えて家に帰ってくるなり『飯、飯!』とウルサイ犬に餌をやり、就寝前の一時に私が持ち出したのは工具。
「何って部屋に鍵付けんのよ。ったくアンタのお陰で無駄な出費だわ。」
文句を吐きつつ、帰りに買ってきたカギを部屋のドアに取り付けだす。
「ちょ、……おい?無駄だと思うならんなもん買ってくんなよ。」
「うっさい。万年発情期のバカペットがうろつく家でおちおち寝らんないじゃない。」
「つったって、まだ実質被害ねぇじゃん。」
「お陰さまで『まだ』、ねっ!」


