「連れ戻せって…彼女の居場所なんて知りませんっ。…はぁ!?麟太郎さんが知ってるって……無理に決まってんでしょーがっ!アノ人が何のメリットもなく教えてくれるはずな―――ちょ、待っ!!!」 どんな時でも冷静な対応を…という教育をしこたま受けてきて、彼もまた得意分野であろうはずなのだが。 推測上、天王寺会長を相手にあの態度… 彼のストレスも相当、キテルようだ。 一方的に切られた携帯を握りしめ、プルプルと震えている姿がイタイタシイ。 俺はちょっと考えた末、徐に彼に歩を進めた―――