・・・え。 誰か助けてくれたの? 世の中捨てたもんじゃないわね―・・・なんてそっちを見て ドキッと胸が高鳴った。 不良を殴りつけたのは 亜麻色のサラサラした短い髪の 目鼻立ちのはっきりした 背の高い とても格好イイ男の子。 こんな男の子、テレビの中にしか生息してナイと思ってたのに、こんなトコロでもお目にかかれるなんて、やっぱり世の中って捨てたもんじゃないのかもしれない。