「学生の本分は勉学デス!学生の分際で結婚なんて百年早いのっ!」






私はびしっと言い返した。





そう。



実は結婚はしてないんだ。



私の為に結婚を用意してくれたジローの気持ちは凄く嬉しい。




だけど、こんな一生の問題、軽々しく即決しちゃダメでしょ。



何せ、相手は財閥三男坊なワケだし…。




いくら、両親の許可も得てきたとはいえ、色々大きな問題だと思うワケ。





てか、コッチの意見も聞かず既に親まで巻き込んでくるとはっ!





頭が痛い……。







それにやっぱり高校くらいはちゃんと出ときたいとも思うし。



私自身、もう少し身も心も自立してから……とも思うしね。