天王寺が小気味よく鼻を鳴らす。
「あの気持ち悪ぃヤツが触った後はさすがにヤだけど、キレイになったし。」
……こんなことなら、鈴木の油つけたままにしとけばヨカッタ!!
いや、私的にムリだけど……。
てか、私に気を使ってオフロを薦めてくれたワケじゃなくて、
自分の為!?
サイテ―だ、このエロ野獣!!
「ちょ…やだっ……!!」
首筋に噛みつかれてびくっと竦み上がる。
密着する天王寺は素肌だし、
頭がかぁ~と熱くなる。
「家から、追い出すわよっ!?」
「そりゃねーだろ?一度はいてイイっていったんだ。つか、助けてやったのに。」
ううっ……過去の私を呪ってやる!!
天王寺がニヤッと黒く笑う。
「まーそんなに嫌なら追い出せば?腕づくで?俺は出てかねーけどなっ」
どんだけ俺様!?


