押し付け合う封筒が二人の間で行き来する。 バサリ、 と二人の手をすり抜けた封筒が路上に落ちた。 封の開いたそこから何かがコロコロと転がり出た。 ………それは、何? 白銀の光を纏うそれを思わず目が追う。 「あ゛ぁ゛っ、人の努力と誠意の結晶を。」 ぶつくさ言いながら封筒とそれを拾ったジローが、ぼったってる私の手を取り 「ほれ。」 掌に落とした。