「ちょ、やだ……!」 押し返していた腕を取られて、間近に迫った唇に思わず顔を背ける。 行く場を失った唇は私の耳元に落ちて 「ずっと一緒にいる。…小町に寂しい思いなんてさせねぇから……」 甘い言葉を吐いた。 てか、そんな掠れた男の声をどこで習得したんだ。 意外と狼の素質アリですかっ、エロ都―っ! ヤバイ。 このままじゃホントにそのうち身も心も掻っ攫われる。 そう思わせるほど都のぶつけてきた想いは熱い。 ―――でも。 まだ。 でも。