「ふ……顔真っ赤~っ」


「ウルサイ。」


「いつもそんぐらい素直ならカワイイのになっ。」



「私は普段から素直過ぎるホド素直ですぅ~っ!」






いつもの言い合い。




だけど





繋いだ手に胸が小気味よく弾む。





それは緊張という程強烈なものじゃなく

鼻歌が思わず出ちゃうような心地。













この手をずっと繋いでいたい。




そう思った。