玄関先には一輪のバラ。 ……なんなのよ、コレ。 あれから薔薇が届く期間が段々短くなってる。 昨日届いたばかりなのに、今日も届いた。 「小町。」 後ろから掛けられた声にハッとする。 見れば、ジロが靴をつっかけて玄関から出てくるところだった。 「ナニ……?」 ぽんっと頭を撫でられて、怪訝に眉を顰める。 「ん。悪かったな。この頃構ってやんなくて。」 「別に構って欲しーなんて言ってナイしっ!」 べしっと頭に乗った腕を払ってふんっと鼻を鳴らした。