抵抗も虚しく寝室に引き摺られて、どんっと中へ突き飛ばされた。 「そんな服捨てとけよ。」 尖った声でそれだけ言って、扉が荒々しく閉められた。 床に茫然と座りつくしながらゆっくりと視線を落とした。 掴まれた時に腕に残った赤い痕をボンヤリ見下ろす。 私、何してんだろ…… 涙も出ない。 茫然と座る私の脳裏に悪魔の甘い声が蘇る。 『カワイイワンコを手放したくなけりゃ、君が凰志郎を踊らせなよ。』