「えぇっ!何コレ~♪」





到着したのはこの貧相な家に不釣り合いに豪華なデリバリィー。




「Dear 小町チャン。おーちゃんがご迷惑掛けてるお詫びだよ。遠慮しないで召し上がれ♪」


「わぁっ。こんな御馳走ハジメテ!ウレシイ。オニイサン、イイ人じゃーん。」




促されて飛びつこうとした矢先後ろから押さえつけられた。





「このバカ小町~っ!麟ちゃんなんかに簡単に餌付されてんなっ!」


「えー?イイじゃんっ、くれるッていうんだからさ。こんな贅沢そう出来るもんじゃないんだし、この際アンタも一杯食べときなさいよ。」



「んな程度の贅沢なら俺でも買えるっての!」



「でもアンタ今文ナシじゃん。」



「………ぅ」



「そうそう。お金が全てじゃないけどお金がナイと贅沢デキナイもんね~♪」




「…………ぅぅっ。」