「お~。プリン喰いてぇ!糖分♪糖分♪」 「アンタは戦時中のお子様かっ。」 そんなやりとりをして歩いていた。 夕飯の買い物に勤しむ主婦や学校帰りの学生が歩く何気ない光景。 背後の路肩に車が停まって、人が乗り込もうとするのも別にメズラシイ事ではなかったケド――― 「さ、どうぞ。…………さん?」 後ろのそんな何気ないやり取りにジローが弾かれたように振り向き 「やべっ……!」 いきなり物凄い勢いで走りだした。 えぇっ!! ワンコ逃走!? 唖然と佇む私の横を びゅんっ 何かが追い越して行った。