「誰が玉の輿狙いだっつったのよ!」
「や、そーいう女多いし?・・・まぁ、後継者じゃねーにしても、それなりに会社は手伝ってく事になると思うし?結婚相手にはそれなりに贅沢はさせてやるつもりだけどな。」
「や、アンタの将来設計とか、マジどーでもいいっ!!ついでに天王寺なのもどーでもいい!!……そりゃ、私だってちょっと考えちゃったケド…」
「やっぱ考えたんじゃん?」
「うん。アンタの首に懸賞金付いてないカナ、とか。」
「……は?」
「だからー、アンタに懸賞金ついてりゃ今すぐアンタを生け捕ってご丁寧に家まで送り届けてやるのに!って。」
アンタは家に帰るし、
私はお金を手にするし、
一石二鳥ってヤツでしょ♪
「…………。」
それっきり俯いてしまった天王寺。
あれ……私なんか地雷踏んじゃった?


