「ってー!!……………てか、なに泣いてんだよ?」 ジローの前に仁王立ちする私の目からは勝手にボロボロと涙が落ちて行く。 止めようと思っても止まらない。 「……んで。なんで、勝手に使ったの……」 私名義の預金通帳。 勝手に引き出されたお金――― 「あ~?勝手に下ろしたのは悪かったって。だけどちょっと借りただけだし?後でちゃんと返すから、んなムキになんなよ。」 へらっと笑うジローに頭の芯がキンキン痛む。 「フザケンナ!!これはっ…………これはパパとママの命なんだから!!」