「おう。おけーり。」





だらしなくソファーに寝そべるジロー。


それはともかく

ローテーブルには食い散らかされた御馳走の跡。





「………何コレ。」

「ん?安心しろよ。オマエの分もちゃんと取っといてあるから。」




得意げにそう言い放つジロー。


コイツ………こんな金どこにあったの?







ユルっと視線を動かして、テーブルの端に乗ってたモノにハッとした。

荷物を放り投げ、それに飛びつく。







……うそ……。