結局少年は見事に料理を平らげた。
「さぁ、助けてもらったお礼もしたわけだし、さっさと帰ってね。」
少年はご飯を食べ終わっても帰る気配もなくソファーで寛いでいる。
上から見下ろす私に、少年が面倒くさそうに薄く片目を開ける。
「あー、その事なんだけど。俺、暫くココで住まわせてもらうわ。」
……………。
ハァっ!?
「何を勝手に決めてんのよ!?ジョーダンじゃないわよ!?」
「ジョーダンじゃねーよ。だって俺家出中で行くとこねーんだもんよ。」
「アンタのご家庭事情なんか知るかーっ!!」
「いや、実際には寮生活だし寮出っていうのか………」
だから、どーでもいいんだって、そんな事情!!


