私が佇んでたのが気になったのか、ジローがひょこっと顔を出す。
「どした?」
「てか、出てくんなってば!」
また誤解されたらどーすんだッ!
ジローは訪問者を見てあれ?と目を見開いた。
「荘也さん?」
うんと頷くお隣さん。
「え?知ってンの?」
「あ~……親父の会社絡みのパーティーなんかで何度か会った。」
「は?パーチー?」
「ああ。知らねーの?Kujo-company。荘也さんはソコの次男坊。で、今は他のヤツとIT系の会社立ち上げて、ソッチも結構有名だぜ?」
「マヂ!?」
んな上流階級の事情なんて知らないけど、九条の名前は知ってるし!
うっそ、お隣さんって実はオボッチャンだったんだ。


