愛してるの一言



ペンキをとりあえず、5色もってきてパネルに色をつける。


よぉしっ☆
やるぞー☆


バシャッッ


『…ぇ?』

「ごめ…んなさぃっっ」


高木さん?

「ごめんなさぁぁぃぃ…ヒック…ぅ…」


なぜか泣き出した。


あたしはペンキだらけ。
どうしてこうなったの?


状況からして、
高木さんが蹴っ飛ばしてしまったのか、ペンキが入ったバケツが倒れ、
あたしにかかった…と。


にしても、頭からペンキかぶるなんて。


どんな蹴り方したのよ。


『大丈夫だからっ、あたし、洗ってくるねっ』