愛してるの一言



あたしはあの後すぐに家に帰宅した。


帰宅して時間がたったころ。


〈~♪~♪〉


大好きな着信音が鳴り響く。


隆二だっ!!


跳び跳ねるように携帯を開く。


『もしもしっ♪』

《ぁ、俺だよ?》

『わかってるよ~♪どしたの?』

《今部活終わったんだけどさ?会えねえかな?》

隆二が部活終わりにあたしを誘うのは相当珍しいことだ。


なにかあったのかなぁ…


『ぅん、大丈夫』

《じゃあ…いつもの公園でまってるわ》

『はーぃ。』


電話を切った後、
部屋着のまま家を飛び出した。


はやく…
会いたかったから。