愛してるの一言



「愛実ー、また広臣くんとこ?」

『うん!!毎日通うから!!冬休みあけてから夏までは学校休むから』


無茶を言っているのはわかってる。

でもお母さんは、あたしの頭に優しく手を置いて言った。


「限られた時間。悔いないように過ごしなさい」


お父さんも頷いて賛成してくれた。


『…ありがと。いってきます。』