「着いたー」 『ごめんね?重かったでしょぉ』 あなたと約束した場所。 夏になったらここで一緒に花火みようって。 ケンカして仲直りしたのもここだよね。 空がすっごく近いから花火が楽しみ。 「重くねー」 広臣は微笑みながらそう言った。