愛してるの一言



隆二は笑ってた。


「愛実……言うこと…きい…けば…かった…」

『隆二っ!!今救急車くるからね!!死んじゃだめだよ!!隆二!!』

「め…ごめん…な……愛実…愛…て……る」


隆二は必死にしゃべってた。



『隆二……?隆二?!』

『隆二―――――――………』


隆二はあたしの腕の中で、
泣きながら
笑いながら
永遠な眠りについた。