愛してるの一言



【広臣side】


「っ、わりぃ」

「ねぇ臣。臣はあたしのことすき?」


すきだよ。


真っ先にそう言いそうになったよ。


だけど頭に愛美の顔が浮かんだ。


「はっ!!」


気付いたときにはもう愛美の姿はどこにもなかった。


「臣?」


「俺は確かにお前を完璧に忘れられてない。でも今は愛してる女、いるから。」


俺はなにをしてんだよ。
愛美はずっとあの光景みてたんだろ?!

俺、最低じゃねーか!


愛美をさがしだす。


だから走ったよ。


でも、どこを探してもいないんだよ。


電話かけるかっ、