黒板を見ると“日直”の下に私の名前が。 日直だったんだ…。 「これ持ってってくれない?」 藤井くんは数学のノートを差し出してきた。 「(面倒くさ…自分で持っていけばいいのに。断ろう。) 藤井くんの顔を見た。 な、何だか冷たい目してる…。 一体どこ見てんの?何だか見すかされてるみたい。 「(断ったら眼力で殺されそう…。)」