教室に戻ると騒ぎが大きくなっていて
侑李くんを見つけシンとする
「侑李…………」
「浅古…………」
皆が注目する中
侑李くんは私の手をしっかり握り
「俺、真咲が好き」
え?
「それと女装は趣味じゃない」
そっちを先に話すべきでしょう
「これからも普通に接して欲しい」
静かな教室に響くのは授業の開始を知らせるチャイム
「何頭下げてんの?」
「そんなこと今更言われてもね…………」
ドキドキしながらクラスの雰囲気に飲まれる
冷や汗が背中を伝う
「侑李は私達の友達じゃん」
「そうそう。今更そんなこと聞かないでよ」
「浅古とはこれからもっと仲良く出来そうだしな」
なんていいクラスなんだろう
恵まれてるよ
侑李くん
アナタは1人じゃない
大丈夫
「うん………………ごめん。よろしく」
浅古くんの笑顔に男女構わず堕ちた



