授業も珍しくボーっとしてて
浅古くんらしさがない
「ちょっといいですか?」
「真咲?」
「生倉が侑李に何の用よ」
私が用あるのは浅古くんなのに浅古くんといつも一緒にいる取り巻きが邪魔する
「いいからさっさとついて来て下さい」
「ちょっと…………真咲?」
なんとか無理やり浅古くんを連れ出し向かったのは屋上
「おい真咲。手離せよ」
「泣きたいなら泣けばいいじゃないですか」
「は?」
「保健室で何かありましたか?」
浅古くんは顔をしかめた
「何で?俺普通に笑ってたつもりなんだけど」
「笑ってますね。ヘラヘラと泣きそうに」
浅古くんは急に私を抱きしめ
「真咲っ……………」
小さく何回も消えそうな声で私の名前を呼んだ



