今日の体育はバスケか

先生の説明を上の空で聞きふと浅古さんが視界に入る


ほんと美人だな………



「じゃあ適当にペア組んでバスケ始めろ」



どうやら今からパス練習するみたい


私のペアは



「真咲。適当にしよう」

「千野はほんと不真面目」


友達というか腐れ縁というか幼なじみの千野(チノ)




「つうか真咲。なんでそんなダサいの」



ダサい



そんなハッキリ言わなくても……………



私は制服もジャージもきちんと指定通りに着こなし


髪は皆染めている中、生真面目に真っ黒

そして眼鏡に三つ編み





成績だけは学年2位

1位はもちろん浅古さん




「ほっといてよ。千野こそ派手過ぎ。高校デビューのつもり?」



千野は金髪にジャラジャラ付いたピアス
ジャージは着崩し


制服なんてほぼ私服