ずっと傍に居て欲しい



俺の目の届く範囲にいて欲しい




「侑李くん……………」

「だから待ってろ」

「…………」

「俺も離れたくない。だけど気持ちは絶対離れない。そうだろ?」

「はい」





真咲の両親の前で俺達は自然とキスをした




「ハァ……………君には負けたよ」




お父さんの声が響く



「別れなくていい。ただ真咲はアメリカに連れて行く。それでも2人が想い合っているなら結婚を許す」





俺達認めて貰えるんだ



「必ず真咲さんを迎えに行きます」

「期待しないでおくよ」

「真咲さんは俺のですから」




お父さんは困ったような笑顔を見せて




「真咲をよろしく。侑李くん」

「はい」





真咲は誰にも渡さない


たとえ真咲のお父さんでもな