全てが真咲に繋がってしまう
女々しい
俺ってこんな性格だっけ?
「見ろよ!!あれ東和学院の子」
コタが指差した先にいたのは
「侑李!!」
「麻歌………」
麻歌だった
「実は友達とはぐれちゃって…………」
「そうか…………」
「見つかるまで一緒にいていい?1人だと不安で」
麻歌をこのままにしておくなんて出来ることもなく俺は一度コタと別れ麻歌といることにした
この様子を真咲が見ているとも
「やっぱり侑李くんの特別は麻歌さんですね」
と、切なく呟いていたとは知らない
俺は麻歌を連れて近くの公園のベンチに座った



