真咲side



侑李くんはホテルに向かって歩き出した


その後ろ姿を見つめることしか出来ない






私は………侑李くんに幸せでいてもらいたいの



これでいい…………




「あ!!流れ星」

「嘘!!」




流れ星が消えるまでに3回願い事を唱えると願いが叶うと言われている




もしそれが本当なら




「幸せにして…………」



侑李くんを幸せにして下さい






私は何も望まない



彼が笑ってくれたらいい





「真咲……………本当にいいの?」

「ん?」

「浅古のこと」

「うん」



千野は納得してなかったがそれ以上は何も言わなかった