彼氏は変わり者なんです

「よろしくって何だよ」

「そのままだ。真咲のこと頼んだ」

「意味わかんねぇよ」

「真咲にフられた」




そこまで言うと燐は黙り込み



「真咲がお前をフった？」

「あぁ、俺のこと別に好きじゃないみたいだし」




何で燐が辛そうな顔してんだよ

お前はライバルが居なくなって喜ぶべきだろ



「真咲がお前をフるなんて有り得ない」

「は？実際フられたんだけど」

「何か理由が………」　

「とにかく燐に真咲を任せる」




俺はそれだけ伝えてホテルの決められた部屋に向かった