だけど少しは気持ちが楽になった



私はそのまま侑李くんの肩にもたれかかって眠ってしまった





そして北海道に着く頃には







「燐。さっさと歩け」

「お前が先行けよ」




何故か侑李くんは雨竜くんの名前を呼ぶようになっていた



眠っていた間に一体何が?





まぁ……………仲良くやっているならいいけど




「真咲」

「はい」



名前を呼ばれ侑李くんを見つめると何故か侑李くんも見つめてくる




徐々に顔が近付き



キスされる



そう思って



「侑李くん待って………こんな人の多いところで…………」


「顔色悪くねぇな」

「かっ………顔色!?あ……はいっ平気ですよ!?」



………………私今、凄く恥ずかしいです