「真咲…………」

「はい?」

「キスしたい」



侑李くんは優しく笑って



「沢山キスして

沢山触れて

全てを俺のものにして


3年の男に触られた感覚なんて忘れさせたい」




そっと手を握る




思い出したくない

あの気持ち悪い感覚




だけど侑李くんとなら



「キスして下さい。

触れて下さい。

全て侑李くんにあげます」




全てを任せられる