とりあえず部屋に入れたが…………


「何で家まで来たんですか?」

「真咲を可愛くするため」




ため息しか出ません




「余計なお世話です」

「いいから。とりあえず座れ。メイクしてやる」



無理矢理座らされてメイク道具を広げる浅古くん



ちょっと待て

何で私を可愛くする必要がある

私を変えるって勝手に浅古くんが言ってるだけなのに





「目閉じて」




結局されるがまま




15分ほどして




「完成」




鏡に写る自分は自分じゃないみたい



「スカートもう少し短くしてセーターは俺の着ろよ。リボンより緩めたネクタイ」



制服も浅古くんによって改造され



気がつけば完璧別人な私がいた