真咲side
雨が降り始めてどれくらい時間が経っただろう
急に玄関の扉が開き
「風邪ひくから中入れ」
意外にも侑李くんが入れてくれた
「タオルと着がえ貸してやるから着がえて………」
侑李くんが言葉を飲み込む
着がえなんて後でいい
「話を聞いて下さい」
逃げられないように後ろからきつく抱きしめた
「キスマークは雨竜くんが付けたものではありません」
「え?」
「知らない3年生に襲われかけました。
運良く麻美さんに助けられ
事情を知った雨竜くんが私を想ってくれてあんな嘘を言いました」
「その3年って…………」
「初めは3年生の女子10人ほどでした」
侑李くんは段々状況がわかったのか抱きしめていた私の腕を離して
向かい合うように身体を向けてくれた



