しまい忘れてるものはないかチェックしてドアを開けるまでには、5分以上かかってしまった。 しかし不機嫌そうな顔ひとつせず、彼女は部屋に上がりこんだ。 「お邪魔します」 「まあ、その辺に座って」 テーブルの上に飲み物とお土産のケーキを置くと、彼女は椅子に腰掛けて脚を組んだ。