Sales Contract



駅に着き、電車をおりると同時にケータイが鳴りだした。
もちろん相手は社長だ。


「はい、もしもし」


「驚いたよ…いったいどこから漏れたんだろうな。
私には妻子もいるわけだし…これ以上この関係を続けるのは厳しそうだな。
岡崎は今後どうしたい?」

どうしたいもこうしたいも無いけど、収入源がなくなるのだけはごめんだ。