あとがき


最後までお読みくださった皆さまへ

この作品を書き始めたのは今から10年以上前。
自分が勝也くんくらいの年の頃でした。

当時自分が思春期に感じていた色々な不安定な気持ちを、大人の女性の視点から客観的に書くという少し背伸びをした設定でこの作品を作り始めました。

毎度のことながら更新が遅く、読者の方々に申し訳なさを感じつつも細々と更新をしていたら、自分が千絵さんの歳を超えていたことに驚きを隠せません。

勝也くんに共感しながら書き始めたにも関わらず、終盤は千絵さんに感情移入しながら勢いよく書き上げました。

途中、終わらせることが難しいかもしれないと思うことも度々ありましたが、ここまで書き上げることができたのは、PVや読者の数が何年経っても増えていくことが何よりのモチベーションになったからです。本当にありがとうございます。

10年以上かけた作品なので、最初と終盤で文章の拙さの差があるかとは思いますが、それも面白さと思って読んでいただけたら幸いです。
(適宜最小限の修正はさせていただきましたが…)

千絵さんと勝也くんの幸せが今後も続くことを祈って。
そして、ここまでお付き合いいただいた読者の皆様へ、心から感謝の気持ちを込めて、この作品のあとがきとさせて頂きます。

2021.6.27

なを