「何か不安?」 全てあたしが考えていることはお見通しとでも言いたそうな目で顔を覗く。 「だめなんだ…お金で繋がなきゃ、勝也くんが逃げちゃいそうで」 目を見られたらつい、弱気になってしまった。 あたしは弱い人だから、簡単に依存してしまう。 前までは正直誰でもよかった。 セックスに依存してたから。 でもこんな甘えた生活を送ってたら、勝也くんじゃなきゃ満足できなくなってしまったんだ。 薄々気付いてはいた。 だけど認めたくなかった。 だけど…もう認めざるをえないみたいだ。