拝啓、今ソチラに向かいます

殺し屋の娘だってことはずっと隠していたからね
言える訳がないじゃない?
汚れの無いものを育てているアイツに……

それから豊が小学生になって
ある時ブランコから豊が落っこったっつって
いつも優しい顔を困惑で歪ませて

急いで駆け付けるとスンゴイ熱で

そして、…きょうこが、薬を間違って飲ませちゃったのよ

「薬のことは豊から聞いた?」

「はい、あの、次の日には身体的な能力とかがあがっていたこととか、3日もつとか」

「そう、それがきっかけであの子の両親は私たちと対峙する奴等に殺されてしまった……」

そして、すぐ私は豊を連れて中国に飛んだ
その後すぐに父さんは死んでしまって……
私が幹部になった

そんな時に、泣いてる私に豊が…

「おねえちゃん 泣かないで」

って……
小さな手で手を握ってきて、そう言ってくれた


自分も辛い筈なのに
その時強くなって、この子私が守らなきゃってそう思った

「バチがあたったのかもしれないし、隠して付き合ってなんかいたから」

「ユイリさん…」

「やーね、もう…涙が出てきちゃった」

ユイリは涙をティッシュで拭った
ふと、考えたのは豊の事

りょうは後ろを振り返り窓際のソファーで眠っている豊を見た

自分と同い年で壮絶な人生を送っている彼の安からかな寝顔
りょうは微笑むとユイリの方を向いた

「豊は、そう思ってないのかも…」

「えっ…」

「だって、あーんなに可愛い寝顔してるし」

「そこなの…?」

「はい(^-^)」