「……とりあえず…帰ろっか?」


「そーだな!
あ、帰ったらオマエ先に風呂入れよ?
風邪ひいちまったらどうすんだ?
こんな雨の中傘もささずに…」


「光希のせいだもん…
だから私知らない
風邪ひいたら…看病してくれる?」


「当たり前
もうオマエのこと離さないからな」


光希……


「ありがとう!
光希大好きだよ!!」


微笑んだ


こんなに心から笑えたのは久しぶり


まぁ光希といるようになってからはマシだったんだけどね


「っ!
………不意打ちは無しだろ…」


「?」


不意打ちな満面の笑みにドキッとする光希と意味の分かってない天然な夏希でした(笑)