脳内スコップ

スタバはいつもより空いてて

座りやすかった。

「あ、壁谷も来るって~」
「マジか」

30分後に壁谷が来て

三人で駅前をふらついた。

「ねぇ、うちら女三人だけって悲しくない?」

紗輝が口を尖らせて言う。

「確かにね~。女だけって・・・クリスマスなのに切ねぇ!!」
「クリスマスなのにねぇ~」

♪~

「紗輝lineの音うるさい」
「音消せよ。バーカ。」
「いや、ちょっ、今友達が酒持ってくるって。」
「友達?」
「うん、シュウ君って言うんだけど」
「名字は?」

壁谷が紗輝のケータイを覗きながら聞く。

「佐藤だよ。佐藤シュウ」

なんか、聞いたことある名前。

思い出せない。