大学生活が始まって1ヶ月。 少しずつ生活のリズムをつかめてきた。 「早いとこ美羽に告白しないと誰かに取られちゃうよ」 花鈴さんはまた朝からこんなことを言ってる。 時々朝出る時間が同じになる俺と花鈴さん。 でも花鈴さんは美羽とは全然性格が違う。 似てるのは見た目だけ。 中身はなんと言うか…腹黒い。 「何の話ですか!」 「え?奏が美羽を好きって話よ?」 花鈴さんはいつの間にか俺を呼び捨てにしてる。