「ちょ、ちょっと待って!」 「んー?」 おかしい… そんなはずない… だって、わたしが受けたのは確かに… 「わ、わたしが受けたのは普通科だよ!ほら!」 入学の手続きを鞄から出して、見せた。 「あー、ほんとだ〜。 でも、どうしてウチの制服持っているの?」 「へ?」 「だって、芸能科は一般じゃ買えないよ。 普通科はね、リボンの他にも、ブレザーの色は違うし、スカートも無地なんだよ」 「そ、そうだったの…?」 全然知らなかった…